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ロサンゼルス在住です。アメリカ生活のあれこれ。

【留学】強い海外女性のエッセンスを分けてもらおうと頑張った話

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こんにちは、Chihiro(@chichiro_opomri)です!今日は強い女性×男女差別等について思ったことを書きました。

 

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私は、ニューヨークに来る前から、日本の女性は大人しくて控えめで自分の意見を言わない国民性であることは知っていました。語学学校に入っていから、日本以外の女性と友達になる機会が多くなり、一体どのように考え方や行動に違いがあるのかを目の当たりにすることが増えました。

私は意見を言わない大人しい性格ではないけど、それでも人の目が気になって思ったことが言えなかったり、相手が絶対に間違ったことを言っているはずなのに言い返せなかったことが何度もあります。

 そこで、語学学校で出会った海外出身の女性の中でも驚くほど強い(キツい?)性格の女性と仲良くなり、その人達の考え方を分けてもらおうと頑張った話をシェアしたいと思います。

  

 

 

1人目:ウクライナ出身のダーシャ

 ダーシャはブロンドで美人でスタイルも良くて、一目をパッと引くモデルのような容姿の持ち主でした。ウクライナではジャーナリストとして活躍していたらしく、英語も堪能で自分の意見をズバズバという性格でした。クラスメイトや先生に対しても自分の意見をストレートにぶつけ、あまりにもキツい言い方にクラスの雰囲気が凍り付いてしまうことすらありました。

 

2人目:タイ出身のマヤ

マヤはムエタイのコーチをしており、スタイルの良い美人。フレンドリーで優しい反面、怒ると非常に怖く、自分の感情をコントロールできなくなってしまう一面も持っていました。

 

昔の私だったらこういう女性は怖いから近寄りたくないと思っていたと思います。もちろん、人を攻撃するようなモノの言い方をすることが良いと言っているわけではありませんが、彼女のようなレベルで自分を表現できたらすごくかっこいいなと憧れている自分もいました。私はいつも言いたいことの半分も言えないチキンなので、少々きつい、言いたいことをストレートに表現できる人に憧れていました。

せっかく留学して、ウジウジした自分を変えたいと思っている私にとっては、「ダーシャ&マヤとどうしても友達になろう」と決めました(笑)。こういう極端な性格の人と付き合うことは、ショック療法的に自分の内面に効いてきます。相手が自分と正反対だから、相手の行動や価値観を無理やり飲み込んでいくうちに自分の中が少しずつ変わっていくからです。

  結局ダーシャ&マヤとは昼ご飯を一緒に食べたり、学校後にカフェに行くぐらい仲良くなりました。思ったことは全て口に出す彼女達に、「チヒロは授業中に大人しいから、思ったことを言えばよいのに(笑)」と何度も言われました。きっとダーシャ&マヤにとっては「意見があるのに言うのが恥ずかしい」という感覚が理解できないのだと思います。

 

 

2人の感情表現がストレートな女性と友達になって発見したこと

上に挙げた2人の女性を見てみて思うのは、こういう人は何でも言いたいことを表現するので言いたいことが言えずにストレスが溜まることは起こりえません。

その代わり、言いたいことをキツイ口調で言ってしまったり、相手に悪意を持って受け取られてしまい、口論になったり誤解を生んだりするという対人関係のストレスを無駄に作り出してしまうことが多いように見えました。ルームメイトや大家さんとのトラブルも多そうでした。

アメリカって何かを主張してなんぼ、みたいな部分があるので、この2人のように思ったことをを言う姿勢は大事だと思います。なので、これらのエッセンスはしっかり吸収しつつ、やんわりと遠回しに物事を伝える練習をしたいと思いました。余計な人間関係のトラブルを作りたくないですからね。

 

 

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中野信子さんの「世界で活躍する脳科学者が教える! 世界で通用する人がいつもやっていること」という本にもこのようなエピソードがあります。

現在、有望な若手実業家を育てる立場にいらっしゃるKさんという男性。Kさんは、アメリカやヨーロッパでの営業や現地法人の立ち上げなどに任務、そして最終的には本社の重要な役職までこなしていた20世紀の技術大国を牽引してきた功労者。

Kさんは一見ニコニコした人の良さそうな親しみを持てる雰囲気を持ってらっしゃる方なのすが、海外でカモにされることなく自社の技術を売り込む強力なビジネスマンとしてやってこれたのは、Kさんが物腰が柔らかでいつも笑顔を絶やさない一方で、主張を絶対に曲げることがなかった。ということです。相手を自分のペースにまきこみながら操縦するのが重要であるとこの本に書いてあり、「なるほどなぁ・・・」と思いました。Kさんは男性ですが、これは性別関係なく使えるワザですね!


 

 

 

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日本では、大人しく従順な女性が多い原因は、自己主張が激しい女性は好かれない傾向にあるからだと思っています。

globe.asahi.com

 この記事にてヘフェリン・サンドラさん(@SandraHaefelin)は以下のように主張しています。

社会問題などについて意見を言う女性について「感情的」「言いすぎ」などと叩く風潮を今すぐ直さないと、政治など様々な分野において「物申す女」が出てくるのは難しいのではないでしょうか。

ー https://globe.asahi.com/article/13002498 より引用

 

それは、男尊女卑の根深い文化によるものかもしれないし、可愛くて家庭的な女性が良いと考える男性が多いのも一因かもしれません。まぁ、私は日本の男女差別は今後100年ぐらいはこのままだと思ってますが。このような考え方が蔓延しているから、日本の女性が「意見を大っぴらに言うこと」を躊躇してしまうのだと思います。

 

それではー!

 

 

 

【過去記事】

www.chihirony.com