ロサンゼルス日和-The heart of it-

ロサンゼルス在住です。アメリカ生活のあれこれ。

TOEICはあまり役に立たないですが、やらないよりはいいです

 

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アメリカに来て丸3年、現在4年目の私です。

 

現在日本では「グローバル化!」「海外進出!」などと叫ばれており英語を必死に勉強している人の多いかと思います。

 

私も日本にいるころから英語を勉強しており、(とはいっても日本人にありがちな英語を勉強した「気」になってるやつ)TOEICの点は740点ほどでした。

 

会社ではTOEICを勉強することが推奨されており、英語の教材が経費で買えたり、受験料が会社持ちだったり、ある一定の点数に達するとボーナスのようにお金がもらえたりしました。

 

私も海外旅行が大好きで英語を話せるようになりたいと思っていたので、コツコツとTOEICの問題集を解いて真面目に勉強していました。

 

しかし、ニューヨークに来て生の英語に触れた時の私の英語力はほぼ0に近いものだったのを覚えています。

 

ネイティブの先生が言っていることがほぼ聞き取れなくて、単語の一つも聞こえてこず、クラスメイト(英語を第二言語として勉強している人たち)の英語ですらも聞き取れない状況でした。

 

例えば、「輪ゴム」とか「電子レンジに昨日の残り物を入れて温める」とか言えなかったのを覚えています。

 

先生にいつ指されるのかとびくびくし、グループワークなどでは英語が上手なクラスメイトに「英語が下手な奴だ」と思われるのが怖くてほとんど発言できない日々でした。

 

TOEIC 740点でもこのレベルです。

 

日本でコツコツと真面目にTOEICしている皆さん、それは英語を使うという観点ではそんなに役に立たないので、勉強方法を変えた方がいいかと思います。

 

前におすすめのYoutuberについて書いたことがあるので参考までに。

c-omori-0610.hatenablog.com

 

しかし、TOEICを勉強していてよかったと思えることもあります。

 

1.単語を多く知っていたこと

例えば、Suggest(提案する)、Convince(納得させる)、とかネイティブも普通に高頻度で使う単語です。そして、これらはTOEICの単語帳にも必ずのっていて、一生懸命TOEICを勉強している人なら必ず知っている単語なのかなと思います。なので、その意味を事前に知っているだけで、知らない人よりは「単語を覚える」という時間を省くことができます。

 

 

2.文法を知っていたこと

I would like to ~ (ーしたい)とか I saw her (I saw sheではない)などと知っているだけで、簡単な英語は話すことができます。

文法は知っているので、しゃべる練習を積むことで、言いたいことを伝えられるようにはなります。(※ただし、リスニングは別問題なので、会話するには十分ではないです)

 

3.TOEICを真面目に勉強できる人は、英語も喋れるようになります

机に向かって真面目に勉強することができる人はそうそう多くないです。これはニューヨークに来てから驚いたことなのですが、毎日コツコツと勉強するということは、日本にいたころからそういう習慣を持っていた人ほど簡単にできるんですよね。

例えば、高校受験や大学受験を前に、机にかじりついて何時間も勉強した経験がある人なんかは英語もちゃんと勉強することができるようになります。

英語は英会話を通じて上達するとも言えますが、最初のうちはやはり机に座って黙々とインプットをする(単語や文法を勉強する。洋書を読む)ことも大切ですよ!

その上で、アウトプットの機会(実際に英語を話す。ネイティブと会話する)もたくさん確保できれば完璧です。

 

 

ここまで書いたことを見てもらえれば、TOEICの勉強は無駄なんだけど、まるっきり無駄ではないということが分かってもらえたかと思います。インプットとしてはTOEICの勉強は良いと思います。

なので、本当に生きた英語を身に着けたい人は、アウトプットとして以下のことをやりましょう。

 

  • スカイプ英会話(できればネイティブの先生をチョイスしてください)
  • 短期留学(まずはフィリピン行って、そのあとは英語が公用語の国に行きましょう)
  • できれば長期留学
  • (留学が難しい人は、)ネイティブの友達を作り、四六時中英語を話せる環境を作る。日本語訛りに慣れきっている外人の場合は注意が必要。

 

また英語については書きたいと思います。