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ロサンゼルス在住です。アメリカ生活のあれこれ。

【アメリカOPT就活】転職します!

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こんにちは。Chihiro(@chihiro_in_NY)です。

転職活動についてお話をします。

 

 

 

 

1.転職します

私のTwitterを見て下さっている方はもう知っているかもしれませんが、私はここ1ヶ月ほど転職活動をしていました。

そして数十社ほど応募した結果、先日とある企業からオファーをもらうことができました。

 

オファーをくれた会社は、今働いている企業よりも規模が大きく、また今後成長できそうな分野にも力を入れており、非常に優良企業だと思います。

 

給料に関しては、私の希望額よりも若干少なく、完全に満足とはいいがたいです。しかし、H1Bビザのサポートもしてくれるということで、「まぁここなら良いかな」と思える条件でした。

 

 

 

2.転職活動を始めたきっかけ

転職活動を始めたきっかけは、現在勤めている企業の士気が下がり始めていると感じたからです。

小規模な会社で、3月にコロナの影響で全員一時解雇になっています。なんとか5月に再雇用されて働いていたのですが、やはり経営が不安定でマンパワーもなく、重要な位置に就いている誰かが辞めてしまったら簡単に会社が傾いてしまいそうな気配を醸し出していました。

 

OPTという立場でエネルギーエンジニアとしての経験がなかった私を雇用してくれて1から育ててくれた会社には感謝していますが、働き始めて1年が経っているし、そろそろキャリアアップのために転職しても良い頃だろうという気持ちが芽生えていたので、8月の中旬から全力で転職活動を開始することにしました。

 

 

 

3.転職活動

(1) VISA問題

転職活動をするにあたり、1番ネックになっていると感じたのはビザ問題です。

私は学生ビザでSTEM OPTという制度を利用して働いているので、働ける期間に限りがあります。また、OPTで就職をする殆どの留学生は将来的に企業にスポンサーになってもらいH1Bビザという就労ビザに応募するか、グリーンカードに応募するかという道をたどることになります。

ビザやグリーンカードの申請はお金・手間・時間がかかる上に100%取得が保証されているわけではありません。なので、多くの企業にとってOPTで就職を希望している留学生は正直お荷物でしかないのです。

私はDV2021というグリーンカードの抽選に当選しており、上手く行けばグリーンカードを習得できる予定なのですが、それでも念のためにH1Bビザの方もスポンサーしてもらいたいと考えていました。

 

(2) これが実際に直面する壁です

企業によっては、書類選考の時点でCitizens(市民権保持者)とGreenCard Holder(永住権保持者)以外をふるいにかけています。

私の場合は日本の大学を卒業しており、去年アメリカの大学院を卒業しているので、普通に考えるとOPTで就職活動をしている留学生だとみなされます。そして、面接に至る前に多くの企業から落とされてしまうのです。

 

運よく面接にこぎつけた場合でも、以下のようなことを質問されることがあります。

 

こんなメールを受け取ることもあります(笑)

 

(3) 厳しい現実です

私はよくアメリカ就職についての質問を頂くことが多いのですが、スキルや英語力に加えて「ビザ問題」はかなり大きいと思った方が良いです。

現地で大学院を卒業して、きちんと合法で働ける資格があるにも関わらず、多くの留学生が就職活動にかなり苦労をしているのが現実なのです。

トランプ政権になり、今年の11月に大統領選を予定しており、またコロナ禍で色々なことが不安定なこの世の中です。

OPTが廃止になってしまうかもしれないし、ビザの制度が大きく変更されるかもしれません。そんな中で多くの企業が留学生の採用に消極的になってしまうのもわかるような気もします。

 

ただ、私達留学生はそういう厳しい現実を知っていながらも必死に就活しているので、一旦採用したら簡単には辞めないだろうし、かなり真面目に働く良い人材だと思いますけどね(笑)

 

 

 

4.最後に

運よくオファーをもらえた私ですが、やはりアメリカの就活で実感するのは、年齢や性別でのハンデは殆ど感じないということです。

また、転職自体に関してネガティブな印象を抱いている人はおらず、キャリアアップしたくて新しい仕事を探している、という理由をポジティブに評価してくれる環境があります。(よほど頻繁に転職している人は例外ですが)

 

新しい職場に慣れるのにもしばらく時間がかかりそうですが、成長の機会だと捉えてやっていきたいと思います。

それではー!