こんにちは。Chihiro(@chihiro_in_NY)です。
過去のブログなどを読んで下さった方は知っていると思いますが、私はニューヨークに語学留学の為に来ました。
しかし、語学だけ習得したことで自分には何も残らないと思ったので本気で大学院を目指すことにしたのです。
NY市内の語学学校にいた頃、周りの友達から「コロンビア大学院に受かった」とか「NYUに出願した」という声を聞いて
— Chihiro🇺🇸 Cxエンジニア in NY (@chihiro_in_NY) September 8, 2019
『え、私にもできるんじゃない?🙆🏻♀️
だってこの人達の英語力、私と大差ないし🙈』
と思ったのが大学院を目指し始めたきっかけです。不純でごめんなさい🙏
大学院留学と言っても目指す学校によって対策方法及び到達しなければならないレベルは違うのですが、この記事では一般的な話をしたいと思います。
1.行きたい学校と専攻を決める
自分がどんな分野を勉強したいのかが分かっている人は、専攻名でググって大学のウェブサイトで情報収集しましょう。ここで英語を読むのが厳しい方も多いと思いますが、自分でとりあえずやってみることをお勧めします。
大学のランキングや授業料なども調べてみて、自分の予算に合った大学院を選びましょう。私の場合は少々特殊で、以下の条件に当てはまる大学院をいくつか候補として挙げました。
- ニューヨーク市内→引っ越したくなかった
- 公立大学→予算上の都合で。
- エンジニア→エンジニアの学位を持ってたし、OPT(卒業後アメリカで働ける制度)を使っても3年働けるから。
※OPTについて詳しくは過去記事をどうぞ。
この3つの条件で色々調べ、City College of New York(CCNY)というニューヨーク市立大学の中の1校に絞って出願することに決めました。
他にもニューヨーク市立大学の1校でNew York City College of Technology( 通称City Tech)という公立大学もあったのですが、Spark Joyしなかったので止めました。笑
2.大学に直接メールをして合格可能性を聞き出しましょう。
出願したい大学を10校ぐらいに絞ったら、実際に大学の学部長もしくはアドバイザーに自分の学部時代の成績表と履歴書(もちろんどちらも英語のやつ)を送って、「私に合格可能性はありますか?」と聞きましょう。
私はCCNYのエンジニア系の学部全ての学部長もしくはアドバイザーにメールをしました。学部長の連絡先ですが、大学のウェブサイトを調べれば大概は記載されています。Program Director とか Department Chairとか呼ばれてたら、それがコンタクトするべき人物です!
返事がなかなか来ない場合も辛抱強く待って、1週間ほど空けてもう一度メールしてみるか、コンタクトする人を変えてもいいと思います。
私の経験上、大体の教授は返信してくれました。
「君にはプログラミングの経験がないから、この大学院入学の要求レベルに達していません」とか、いろんな理由で合格理由あり/なしを教えてくれます。
これを参考にして出願校をさらに絞っていきましょう。
ちなみに、英語力について教授に質問するのは避けましょう。教授は留学生にはある程度の英語力がある前提で話をしています。その為、「現在TOEFL91点なのですが授業についていけるでしょうか?」とか教授に聞いてしまうのは的外れだし、向こうも回答に困ってしまうと思います。
英語に関しては、TOEICの最低基準点が募集要項ページに記載されていると思うので、それを満たしていれば(入学後、授業についていけるかどうかは別として)OKです。
私は
- Civil Engineering
- Environmental Engineering
- Chemical Engineering
- Sustainabirity in the Urban Environment
の学部長から合格可能性が高いと返事をもらいました。しかしChemical Engineering(化学工学)についてはGREの点数が要求されることが分かり、早々に出願を諦めました(笑)
GREはSTEM系(science, technology, engineering and mathematics )の学部で要求されることが多いテストで、アメリカ人も受験しなければなりません。Math(数学)は簡単なのですが、Verbal(語彙)の試験が難しく、単語もTOEFLの数倍難しいです。1回だけ受験しましたが、Chemical Engineeringへの出願だけのためにGREを頑張る気力が湧かず、この学部には出願しないことを決めました。
3.TOEFL/IELTSの勉強を開始する
CCNYはTOEFLのみを受け付けていたのでIELTSについては全くわかりませんが、どんなレベルの大学院でも80点ほどは必要だと思っておきましょう。アイビーリーグや有名な私立難関校を目指すなら100点以上はあったほうが良いです。
ホームページを調べて何点が必要なのかを調べておきましょう。
TOEFLについては私はかなり苦労したし、これについて1つ記事を書きたいと思っているので省略します。
しかし、大学院を卒業して数か月経った今の私が今TOEFLのリスニングを聞くと、ほぼ全問理解できるレベルに成長していることに気が付きます。逆にTOEFLのリスニングが聞き取れない人は大学院の講義も理解できないと思います。他のセクション(リーディング・ライティング・スピーキング)に関しても同様です。
あの試験は留学生を振るい落とすための意地悪な試験でも何でもなく、単に「大学院レベルの英語を使う英語力があるか」を見ているだけのテストです。
TOEFLの勉強の段階で挫折してしまう人が多いと思いますが、ここを越えずに大学院の講義や課題をするのは難しいと思います。
使ってる辞書はこんな感じです↓
【 #英語 ✏️】
— Chihiro🇺🇸 Cxエンジニア in NY (@chihiro_in_NY) September 19, 2019
使っている辞書アプリは2種類
📕Oxford English Dictionary
有料の英英辞典ですが、オフラインでも使えるので便利です。英語初心者〜中級者の方は英和辞典から始めても良いと思います。
📘Urban Dictionary
スラング&現代用語を調べる時はこっち。最近こちらの使用頻度高めです。 pic.twitter.com/8BPr3LOW2H
4.推薦状を書く
殆どの大学では他者からの推薦状を何通か送らなければなりません。しかし誰でも良いというわけではなく、できればお世話になった教授や上司などにお願いしたほうがいいです。私の大学院は3通必要だったので、
- 大学時代の恩師(研究室の教授)
- 学部の准教授
- 元上司
にお願いしました。しかし、長い英文の推薦状を書いてもらうのは申し訳ないと思ったので、自分で自分の推薦状を3通書きました(笑)そして教授や上司には修正だけしてもらい、直筆でサインしていただきました。
5.エッセイを書く
これは志望動機書のようなもので、自分がなぜこの学部に入学したいのか、また卒業後に学位を活かしてどのように生きていきたいのかを書きます。
過去のエピソードなどを織り交ぜながら、オリジナリティのあるエッセイにすると良いと思います。また、審査官はじっくりと読まずにさっと目を通しているだけだと思うので、複雑な内容ではなく、分かりやすく書くと良いです。
エッセイを書いたら、有料の添削サービスを利用しても良いですし、信頼できるネイティブの人に修正をしてもらっても良いと思います。不自然な表現や文法のミスでマイナスな印象を与えてしまうことがないように注意しましょう。
こんな感じの添削サービスを利用したら良いと思います。
6.最後に
大学院を卒業してみて思うのは、能力の高い/低いに限らず米大学院への挑戦は可能だということです。また、費用に関して心配な方は公立学校を選択したら良いと思います。もちろん在学中の2年は常に何かに追われておりプレッシャーもあり、忙しくて大変でしたが、全く後悔はないです。米国大学院を目指している方の一人でも多くの方が夢をかなえられることを願っています!!