3ヶ月ほど前に実名顔出しでTwitterでの発信を始め、色々な人の考えを目にする機会が増えました。
そこで私が年齢について考えたことをシェアさせて下さい。
年齢を気にしすぎる日本人
最近、Twitterで本当に気になることがあります。
それは、日本人は年齢を気にし過ぎだ、ということ。
例えば、プロフィール欄にはこんな感じで年齢に関する記載をしている人がとても多いです。(別にそれに反対してるわけじゃないです)
- 32歳からの留学
- アラサー/アラフォー
- 40代半ばで起業
- 20代OL
そして以前、こんな事をTwitterでつぶやいたら1.3Kものイイねがつきました。
日本人みんな年齢を気にし過ぎだから、自分は20歳だって思い込んだら色々決断できるよ!
— Chihiro🇺🇸引きこもり中 in NY (@chichiro_opomri) August 12, 2019
30歳、40歳、50歳ごときで「留学なんてもう遅い?」とか言ってたら残りの人生もう何もできないじゃん!笑
この反応を見て確信したのは、【年齢に悪い意味で囚われ過ぎている人が多い】ということです。
「私/僕はもう〇〇歳だから~を始めるにはもう遅すぎる」って考えてしまう人が多いのでしょう。
次に、日本人が年齢をそこまで重要視する理由を私になりに考えてみました。
人生が画一的だった時代の思考から抜け出せないから
ひと昔前の多くの日本人は、このような人生を送ることが一般的だとされていました。
20代:大学卒業→就職→結婚(女は退職)
30代:男は仕事、女は家庭(子育て&家事)
40代: 〃
50代: 〃
60代:定年退職
70代~:老後
これによると、30代以降は大人しく家庭に入り、60歳ぐらいまで変化なしです。
時代が大きく変わっている現在でさえ、過去のロールモデルに自分の年齢を当てはめてしまう人が多いのだと思います。
だから
(普通30歳以降は落ち着かなきゃいけないから)挑戦できるのは20代のうちだ、とか
(普通は40歳になって海外留学なんてありえないけど)私はアラフォーなのに留学したよ!
などと普通の人と比べて私はこんなに違うんだ!というアピールをする人が多いのかな?と思います。
新卒で就職した企業に定年まで勤めていられたような時代は、留学なんて20代の若造がするものだという考えがあったのかもしれまでんが、そんな時代はもうとっくに終わっています。
他人の評価を気にするから
女性に関して多いのは、「自分なんてもうアラサー/アラフォーだから・・・」と謙遜し、「はい、私は自分がもう若くないことをよくわかってますよ」とアピールすることで敵を減らそうとしているように感じます。
なぜならば、そうすることで身の程知らずなババアだと世間から思われてしまうのを避けられるからです。
また信じられないのが30歳そこそこの女性が自分をBBA(ババア)と呼んでいることです。
これはちょっとやり過ぎだと思うし、90歳ぐらいまで生きるとしたら、人生の2/3はBBAだということになりますね(笑)
若い=良いという価値観
若い=良い、年を取る=劣化、という等式が脳内にこびりついている人が多いです。
年齢を重ねた男優や女優を劣化したとネットで叩いている記事が多いですが、果たしてそれは「劣化」なのでしょうか?
もちろん若いころの姿の方が魅力的だと感じる人が多いのかもしれませんが、年を重ねた後の見た目の方が素敵だ、と感じる人もいるはずです。
また、人は歳を重ねるごとに経験や見識が身についてくるのでそれも魅力の一部だと思います。
そういう文化だから
言語に丁寧語・尊敬語・謙譲語があるように、日本人は対人関係での上下を意識せざるを得ない国民性なのだと思います。
(余談)アメリカはどうなの?
アメリカは履歴書にも年齢を書かないし、仕事の募集要項に「〇〇歳以下」などと年齢を記載されていることはありません。
面接時に年齢を聞くのも違法となっています。
何歳になって会社を辞めて大学院に通ってスキルアップをするのが一般的なので、年齢など気にすることが無意味だという雰囲気があります。
一番手っ取り早く年齢の呪縛から逃れる方法
自分が年齢の呪縛に囚われていて苦しいと感じる方は、
挑戦したい事がある毎に「自分が20歳だったらやりますか?」という質問を自分に投げかける。
もしこの答えがYesだとしたら、年齢を忘れてどんな事にも挑戦してみてほしいと思います。
それでは~