マザーハウスのバッグかストールを持って行けば入場無料になる限定枠が150席あったので、事前予約をしておきました(^o^)
会場に着くと、既に100人以上の方が来てるようでした。そして、皆さん、マザーハウスのバッグかストールを身につけています。
15:00になると、副社長の山崎大祐さんがトーク。
山崎さんは、本当に話が上手で頭の回転も速いです。人を惹きつける力を持っていますね。
山崎さんが何度か仰っていたWarm heart ,cool headという言葉。
とても印象に残りました。
先日、マザーハウスは下北沢店を閉店し、吉祥寺店をオープンしたそうです。
スタッフのwarm heartで作られた愛着のある店舗を手放すことは寂しいですが、ビジネスだから、cool headに判断をしなければならない時もある。
マザーハウスはそれがすごくバランス良くて、だからこそファンに長く愛される企業なのだと思います。
そして、お次はバングラディシュの工場から来られたマイヌル・ハックさんの講演。

マザーハウスはものづくりをしている現場にも、会社の理念・哲学が浸透しています。
工場員の方々は、とにかくいいバッグを作りたい、お客様の意見を聞きたい、という気持ちで日々作業をしているそうです。
途上国では、まだまだ安かろう悪かろうの製品が多いですし、とにかく経費を抑えるためだけにバングラデシュの工場で生産しようとしている海外企業も多いそうです。
一方、マザーハウスではお客さんと工場の距離が近く、日本のマーケットではどれだけクオリティが高い製品が求められているか、またバッグを買ったお客さんが喜んでいる姿が工場にダイレクトに伝わるように工夫されています。
そしてそれがマトリゴール工場(バングラデシュの工場)の社員のモチベーションを維持している要因なのだと思いました。
そして、3人目は社長兼チーフデザイナーの山口絵理子さん。

山口さんはご自分で書かれた絵を使って、途上国でのビジネスについて説明して下さいました。
①小さくて成長が遅い木→ネパールやバングラなど
②小さい木を援助するために、飛行機から肥料を撒くこともできる→国際機関からの援助
③飛行機からは見えないことも沢山ある。マザーハウスは、まず木の周りを歩き回る。すると、たまに綺麗な花を咲かせたり、思いがけない成長が見られることもある。
④マザーハウスはこの小さい木の個性を大切にして、育てていきたい。
…要約するとこんな感じでした。
山口さんのほんわかする話し方と、絵の可愛さで会場がほっこりした雰囲気になりました。
山口さんって、いわゆる女社長っぽいバリキャリ風でもないし、論理的でもない。
表現の仕方が、感覚に訴えるようなものが多いし、時にはアーティスティックな雰囲気を醸し出しているんだけど、強い芯を持っているような、すごく素敵な方です(*^^*)
うまく表現できないけど、こんな人は他にはいないだろうな…っていう感じ。
本当に尊敬してしまう…。
3名での対談と、来場者からのQ&Aでした。

イベントが終わった後は、山口さん、山崎さん、マイヌル・ハックさんが本店に立たれるとのこと。
来場者の方、ほとんどごイベント後に本店の方に行かれてました。
山口さんから新作バッグの紹介もありました。コンセプトは“木漏れ日”だそうです。
店頭にも並んでましたが、とっても素敵でした♪

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