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ロサンゼルス在住です。アメリカ生活のあれこれ。

在米7年を振り返るー1年目(語学学校生)

 

こんにちは。Chihiro(@chihiro_in_NY)です。

7月14日にアメリカに引っ越してきてから丸7年が経ちました。ここから7回連載として2015年ー2022年を1年ずつ振り返ってみようと思います。

 

www.chihirony.com

 

今日は第1回「2015年 語学学校生」です。

 

 

1.渡米準備

2015年7月の渡米を目指し、2015年に入ってから学生ビザの取得や語学学校の手続きなどを進めました。利用していた留学エージェントはDEOWアメリカ留学センターです。

www.usa-ryugaku.com

 

色々な目的に合わせた留学を紹介していて情報が豊富だったのと、仲介手数料が無料だということでこの留学エージェントに決めました。渋谷ヒカリエの裏にあるビルにカウンセリングのために何度も通いました。このエージェントを通して学生ビザの申請を語学学校に入学の申し込みを行いました。

今考えると、頑張れば全ての手続きはエージェントを通さずに自分でできたかもしれません。しかし、当時の私の英語力をもって英語で手続きをしたとしても、トータルでかかる時間と労力を考えると留学エージェントに依頼するのがベストな選択だったと思います。なので、もし留学を考えている方で英語力に少しでも不安があるなら、思い切って日本語のサービスを申し込みましょう。あの頃の私にとっては、留学エージェントのお金を節約するために日本で英語の勉強し、自身で手続きを行って渡米するのではなく、低い英語力のままでもとにかくアメリカに行ってしまう方の優先順位の方が高かったと思います。

 

2015年5月末に勤務していた東京の会社を退職し、7月の渡米までの間は実家で過ごしました。この期間に短期滞在の場所を決めました。ニューヨークに到着してから1週間ほどはBK Styleという日本人が運営しているブルックリンのゲストハウスでした。(もう7年も前の話なので現在もまだサービスを運営されているのかは分かりません)集合部屋で1泊100ドル以下でかなり破格だった記憶があります。ゲストハウスに滞在している間にニューヨーク市内で家を探す予定でした。

 

 

2.渡米→ニューヨーク到着

成田空港から直行便でJFKに向かいました。成田空港で独りぼっちで搭乗ゲートに入った時、急にものすごく不安な気持ちに襲われたのを覚えています。ずっと行きたいと思っていた留学だったけど、「あーマジで一人ぼっちだ・・・」みたいな気持ちになって家族や友達の顔が頭の中に浮かんで少し泣きそうになりました。とはいえゲートまで歩いていくといつの間にか不安な気持ちも消えていました。13時間の飛行機の中では一睡もせずに少し前に流行っていたドラマ半沢直樹を全部一気に観たのを覚えています。

 

JFKに到着した日、NYCはどんよりとした曇りで、小雨が降っていました。空港発のタクシーは高いとかお金をぼったくられる可能性があるとか色々事前情報を聞いていたのと、「これからどれだけお金がかかるか分からないから節約しよう」と思っていたので、空港からゲストハウスのあるブルックリンまで地下鉄で向かいました。NYの地下鉄に馴染みのある方ならわかると思いますが、JFKからブルックリンまで行くとなると、クイーンズを横切ってマンハッタンを通り抜け、やっとブルックリンに到着になりますよね。結果、2時間近くかかりました。長時間のフライトを終えニューヨーク到着初日で大荷物を抱えた状態での移動はなかなか辛かったです。しかも外は雨が降っていたので傘を差しながらの移動をしなきゃいけなかったりと色々大変でした。疲れてはいましたが、地下鉄の中で色んな人種の人が座っているのを目の当たりにして「ニューヨークだ・・・!」とワクワクしました。

それまで1度もニューヨークに来たことがなく、映画やテレビの中でしか見たことがなかった世界だったので、とにかく興奮とドキドキで飛行機に乗るまえに感じていた不安はなくなっていました。ブルックリンのゲストハウスに着くと、ゲストハウスの管理をしている日本人の男性が迎え入れてくれました。

 

 

3.家の契約

NYについて最初の1週間はゲストハウスに泊まって生活して、その期間に日系の不動産屋に行って家の契約も行いました。大家さんとの待ち合わせや家の内見まで全てスムーズに手配をしてくれて非常に助かったのですが、契約が決まると同時に仲介手数料(家賃1か月分)を払わなければならなかったことを考えると、「日系のウェブサイトなどで自力で部屋探しをすることもできたんじゃないか・・・」と思ったりもします。

 

 

 

 

4.語学学校開始

渡米して1週間ほど経った頃から語学学校が始まりました。クラス分けの口頭試験ではLevel 6(Level1 が1番低くてLevel 8 が1番高い)だったのでわりと良いレベルからスタートできるような気がしました。しかしテキストを買ってクラスに入ると、先生が何を言っているのか全く聞き取れない+生徒が発言していても何を言っているのか半分ぐらい理解できない状態。先生は白人の男性で、ボソボソ喋るタイプだったので、自分が指されても気が付かないほどでした。1週間ぐらいはLevel 6のクラスで耐えていたのですが、さすがに登校が憂鬱になってきたのでLevel 5に落としてもらいたいとリクエストを出しました。

 

 

5.NYUのExtensionクラスに申し込むも・・・

当初の計画では2ヶ月ほど語学学校でみっちり英語を勉強して、英語に慣れてきたころにNew York UniversityのExtension(社会人向けのコース)で1年ほど時間をかけてCertificateを取りたいと思っていたので、8月の下旬に2クラスを履修するために登録をしました。1クラスあたり$1,800ほどでした。とりあえず最初のセメスターに登録したのはマーケティングのクラスとビジネスコミュニケーションのクラスでした。

マーケティングのクラスは30人ほどの大人数のクラスで、グループワークなど少し難易度の高い部分もありながらも、なんとか先生の話を理解しようと必死に授業に食らいついていました。

そして問題だったのはビジネスコミュニケーションのクラスでした。生徒は6人ぐらいしかおらず、女性の教授が生徒を順番に指名していく参加型のクラスだったので、私の英語力では理解できない質問が多く、明らかにクラスに遅れをとっていました。なんでこのクラスを取ってしまったのだろう・・・と初回の授業の後にめちゃくちゃ後悔しました。すると、その日の夜に教授からこんなメールが届いたのです。

 

Chihiro, I realize that last night's class was challenging.

Bravo to you for participating!

I hope you will stay with us but totally understand if you feel you will not be able to get what you want out of this class.

Please let me know if there's anything I can do to help.
Thanks,

 

授業に全くついていけていない私の様子を心配した教授が送ってくれたメールでしたが、悲しいことに私の当時の英語力ではこのメールの真意すらもよく理解できずにいました。そして、その日にビジネスコミュニケーションのクラスとマーケティングのクラスを両方ドロップアウトすることに決めました。幸い1回しか授業に出ていなかったので80%の授業料が返金されました。2ヶ月である程度英語力が伸びるだろうと甘く見ていたのと、自分の英語力の低さにしばらく落ち込みましたが、「今はとにかく語学学校の授業を頑張るしかない」と授業の予習復習に力を入れることにしました。

 

振り返ってみると、7月の渡米から年末にかけては、語学学校に通いながら英語力を伸ばすためにがむしゃらに行動した年だったなと思います。

 

 

 

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続く