(この文章は2017年8月の日本一時帰国中に書きました)
日本滞在も残すところあと6日となりました。
田舎の一軒家でだらだらと過ごすのにももうそろそろ飽きてきました。
ただ、こういう刺激のない環境にいると、ニューヨークに戻るのが億劫になってきさえします。
ここでは日本語でなんでもOKだし、友達も両親も自分のことを知っていて今更気を遣うこともない。
もし自分が高校卒業後にずっとこの地域に住んでいたら、普通に結婚して出産して、ぼちぼち仕事もして・・・みたいな人生になっていたかもしれないなー、とふと思いました。
ここにいると、自分の中の「保守的で安定を好む部分」がすごく大きくなってくるような気がします。
ただ、ニューヨークに行くと、周りは自分のやりたいことに全力投球。お金がなかろうがそんなことは関係ないと言わんばかりに自分のやりたいことにのめり込んでいる人が多く、パワーに満ちています。
そんな環境で、変化を嫌い安定を好む人間がやっていける訳がないのです。
そもそもそんな人は初めからニューヨークに来ませんよね。
私もそんな中で一発奮起して大学院合格を決めることができ、「おお、やっとアメリカに爪痕を残すことができるんだなぁ。第一歩踏み出したなぁ」と言う気がしています。
大学院留学の準備には1年以上もの時間がかかりました。その間、日本に帰っても良かったのかもしれませんが、私は日本でそこまでのモチベーションを維持する自信もなかったし、環境が人の気持ちを変えてしまうことをよく知っていました。
だから意地でもニューヨークに滞在し通してやると言う気持ちを貫きました。
今、日本にいるみなさんの中にも「留学したいけど・・・」とか「会社を辞めたいけど・・・」「起業したいけど・・・」とか色々考えている方は多いと思います。
そういう人は、よほど思い切らないと決断できないです。グダグダ考え始めると、何も進まないです。でも、思い切って決断すると、その後の環境と出会う人が自分を変える助けとなります。
なので、とりあえず心配事は置いておいて、やってみましょう。
自分を変えられるのは自分だけ。これは真理です。
でも、それが難しいと一歩踏み出せないでいる人は、環境と人が自分を変える大きな助けになってくれる、ということを覚えておいてください。
#ニューヨーク #留学 #theheartofit